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テーラードをカジュアルに

本格的なテーラードジャケットをカジュアルに装うのが最近の楽しみです。

秋になるとデニムにニット、というなんてことないカジュアルな格好に、注文服を合わせてみる。というのがヘビーローテーション。

お気に入りの千鳥格子は、DormeuilのCASHLUX。僕が生まれる前にスコットランドで織られた反物です。こういう反物との出会いは一期一会。作るしかない!千鳥格子の大きさが丁度いい感じで、なおかつネイビーとグレーのカラーリングに一目惚れしちゃいました。千鳥格子って、おじいちゃんが着ていたよな〜、、、とノスタルジックな気分にさせられません!?一方で、今着ても新鮮な感じもするんですよね。ファッションを感じさせるというか…不思議な魅力を持った柄ですね。いつかもう少し大柄の千鳥にも挑戦してみたいです♪

ニットはサンローラン。10年以上前のTom Ford時代のもの。形がお気に入りです。サドルショルダーがポイント。スコットランドの伝統的なセーターに顕著なディテール。昔のスコットランド製のニットには、ピッコロ中川のサイズがなかなか見つけられませんでした。とにかくサイズ感が大きかったのです。体の大きな人が羨ましかったな〜。そんな時に見つけたのがこのニット!着過ぎて脇もボロボロですが、捨てられないのです。ブルー・デニムにもホワイト・デニムにも合わせられる優しいアース・カラーも大好き。

ジーンズは、FUJITO × LIVERANO&LIVERANO。ジャケットにも奇麗に合わせられるシルエットがお気に入り。生地も、シャトル織機で織られたヘビーなセルビッチ・デニムで、古着好きな方にも喜んで頂けるんじゃないかな?
自分なりの色落ちも楽しめるしね。変な刺繍とか入ってないシンプルさもGOOD。丸みをおびたポケットの形もLEEぽくって好きな点。

足元は黒のNIKE。スニーカーを合わせてみました〜。白いルーズソックスとともに。

もう少し寒くなれば、ニット帽やカシミアの大判スカーフなんか合わせると、ほっこり暖かみのあるコーデになりますね。
カシミアのニット帽&ドーナッツ柄の大判スカーフはLiverano&Liverano☆
伝統を守る仕立屋さんがこんなPOPなアイテムを提案出来るセンスに脱帽です

伝統的な男の装い、注文服の世界って退屈なものって思う方も多いでしょうが、実に機能的で何より美しいので、スポーティーなジャケットであればカジュアルに来崩しても魅力的に映ると思いますよ。一張羅だからって大切にし過ぎて、箪笥の肥やしになるのは嫌!!普段から袖を通して自分らしく楽しんで欲しいんです(^_-) リベラーノのジャケットにスニーカー合わせたって良くないですか?なんならナイロンのデイパック合わせたって良いですよね!だめ??笑

P.S. 最近着こなしのお手本にしているのは、BLURのギターリスト、グレアム・コクソン。ボーダーのカットソーにクラシックなテーラード・ジャケット合わせたり、ナードな感じの眼鏡使いとか、さえないソックス選びとか、、、彼の雰囲気全てが好きです。英国人らしくツイードのスーツも飄々と着こなしたりするところなど、伝統的なものとストリート・アイテムをうまくミックスしているところが大好き。Graham Coxonで写真検索してみて下さい。気取りがなく、何より自分らしさを表現するのが上手なんです。Be yourself!!

by Piccolo Nakagawa

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