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パンツ職人・尾作隼人さん

先日東京に行った時に、パンツ職人の「尾作隼人」さんにお会いしてきました。
最近のパンツは本当に細くて…。なかなか気に入るものに出会えません。リヴェラーノのジャケットに合わせることのできるパンツってどんなのがあるかなぁ~(リヴェラーノのパンツが一番なんですけど)なんて考えながら、色々見ていた時に発見したのが尾作さんのパンツでした。
尾作さんは現在三越伊勢丹にて「M039」というブランドを展開されています。今回東京でお会いした時に待ち合わせした場所が伊勢丹メンズ館のM039のコーナー。既成品を色々と見せていただき、実際に試着を。穿いてみると…とても足のラインが綺麗に見えるパンツ!穿いた時に、今まで仕方がないとあきらめていた変な皺が出ない。これはビックリでした。とても良かったのでビスポークとは別に衝動買い。ちなみに購入したのはM039の中でも裾幅が広く、股上の深いタイプである「EP-01」というモデルです。

M039を色々見てから場所を移動し、ビスポークについての相談に。事前にツイードのジャケットに合わせることのできるようなパンツが欲しいとリクエストを送っていたのですが、その希望に沿うような生地をスーツケースに沢山積め込んで尾作さんは今回工房から来てくださってました。持ってきていただいた生地について色々と説明をしていただいたのですが、その時僕が感じていたのは

「本当に服が好きなんだなぁ~」

ということです。終始楽しそうに生地やご自身のパンツについて語ってくださいました。リヴェラーノのアントニオさんもそうですが、服に対する愛情であふれているのが接してるととても伝わってきます。もちろん買うか買わないかはどういったものを作られるのかによって決まってくるのですが、それと同時にビスポークは人間同士のやり取りの部分がとても多いです。僕はこういった服に対する愛情にあふれた方に是非作ってもらいたいという衝動に駆られることがよくあります。
今回セレクトしたのは無地のグレーの生地。どうせ作るんだったら少しでも長い期間穿くことのできるパンツを…というご提案のもと、当初考えていたより軽い物をセレクトしました。仮縫い、仕上がりが楽しみなこの頃です。

現在時点では地方でのオーダー会はなかなか難しいそうですが、是非富山でもオーダー会が出来る日を心待ちにしています。まだ完成品を手に取っていないですが、きっと多くのお客様が喜ぶパンツが出来ると信じています。

尾作隼人さん

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