Blog

スーツの股上は深い方が良い!

最近の既製服のバランスについて、甚だ疑問に感じる事があります。

最近のコレクション

上の写真のようになる人はほどんどいません…。

着丈の短い上着は理解出来ますが、、、ゴージラインも高く、必然釦の位置も高い。総じて目線が上に行くような意図なのでしょうが、なぜにその上着に股上の浅いパンツを合わせさせるのか!!??

僕たち大方のアジア人には、似合いませんよ。
頭がデカく、腰の位置も低いのに、、、苦笑。
これは、単に身長の問題ではありません。
アジア人のバランスの問題です。

自分と同じくらいの身長の欧米人と写真を撮ってみられると必ず分かります。
僕はいつも切ない思いをします、、、涙。
デザインやディテールなんてどうでもいいので、鏡にうつる自分のシルエットに注力してみて下さい。きっと気付くはずです!切ないな、、、って。

スーツは上から下に繋がる縦長の線で見せるのが一番美しいと思いますが、
このバランスでは上下が分断されたイメージになります。
ファッション紙を鵜呑みにしている30台後半以上のおじさんたちに注意したいですね。それで恰好いいな〜という人に出会った事ありませんから。

少なくとも、クラシックなスーツのバランスではないでし、安っぽい。

僕はアントニオさんにスーツを作って頂く時は、一点だけ注文する事があります。股上を通常よりも深くして頂くことです。そのバランスで作って頂いても見た目はこんなもんです、、、溜息。

パンツのバランス

パンツのバランス

パンツのバランス

※パンツは必ず2プリーツで。2プリーツの優雅さが好きです。2プリーツだからシルエットが太くなるということもありませんよ

中川康成

blog一覧

TOP