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bespoke trousers maker 尾作隼人さん

bespoke trousers maker 尾作隼人さんのパンツをご紹介します。ビスポーク・トラウザーズ・メイカーとは、パンツ専業の仕立て職人さんです。

ヌード寸法からお客様の型紙をおこして、アイロンの重みと蒸気で生地の癖をとりながらフォルムを形成し、ほぼ手縫いでパンツを縫い上げていらっしゃる超絶職人さんです。

最近は、股上が浅く極細のタイツのようなパンツが世の中に溢れています。あれは品がないですね。。大人になりきれない大人のための子供ファッションだと思っています。とにかく、既製品でなかなか上品で大人に相応しいパンツが見当たりません。

そこで、尾作隼人さんにパンツを縫っていただきました。

採寸&生地選び〜仮縫い〜納品という半年がかりのプロセスで仕上がってきたパンツは、手仕事の美しさが放つオーラ満載です。

デザインは、ベルトレス(ベルトループを付けない)、フォワード2プリーツ(アウト・タック2つ)で裾はダブル。

2タックになると、ブカブカなシルエットになると思われている方が多くいらっしゃいますが、それは誤解です。このパンツのシルエットはやや細みです。おじさんのゴルフ・パンツとは違いシャープです。ふくらはぎの部分などにゆとりを持たせるためふっくらと湾曲した弧を描きながらも、裾に向かい細まっているのがお分かりいただけると思います。アイロンワークの賜物ですね。

釦ホールや裏地の処理に至るまで手縫いで仕上げられています。しかも仕上がりが端正で美しい。ここまでやるか、、、!?というクオリティです。もはや、変態の領域。。。

尾作さんはこう話されます。
「シンプルに真っ当なパンツを作りたい。真っ当なパンツって何?となると、細すぎないで、かつ太くない、「~風」みたいな分類ではなく、僕の理屈と美意識で、着用者の足をキレイに見せて穿きやすいものを作る事、それに尽きます。」
と。

ダイレクトに作り手の哲学を肌感覚で体感できる素晴らしいパンツです。いや〜今まで履いたパンツの中で最も美しく穿きやすいです。惚れました

FOGGY&SUNNYでもオーダー会を開催したいと思っています。併せて、既製品やパターン・オーダーの展開も視野に入れておりますので、決まりましたら改めてご報告しますね。

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